2008年10月21日

着付け11

私は振袖を持っていた。

妹が二人いるので、使い回しがきくと判断し、思い切って買ったものだ。

けれど、結局、私が着ただけで、箪笥の肥やしになっていた。

年末のころ、講師の友人に、着物学園で振袖用の帯の「変わり結び展示会」をするので、着物を貸してほしいと頼まれた。

もちろん快諾。

20年以上も箪笥の中で眠ってた振袖に久々に日が当たった瞬間だった。

展示会は盛況で、色とりどりの振袖をきた20体ちかい和装ボディがこれまた、色々な形のアレンジ結びの帯で飾られていて、とても綺麗。

私の振袖も、おしゃれな帯を締めてもらっていて、満足げだった。


展示会が終わった後、私は友人に振袖を譲ることにした。

今後も同様の展示会に使ってもらったほうが着物のためにもなると思ったからである。

昨今着物のリフォームブームがあるが、結局切り刻んで、ドレスやら小物類にするわけで、「着物」の形ではなくなってしまう。古着屋に売っても、所詮「生地」扱いでキロいくらってんじゃなんだか切ない。

たまに、ハサミをいれずに色々工夫して、ドレスにする、なんて方法も紹介されたりするが、・・・・・

着て行くような所が無い!!

セレブでもあるまい庶民にとって、「パーティー」なんてまったく縁が無いわけで。

今までもこの先も、もう誰も袖を通すことがないので(うちは男児ばかりだし)、和装関係で有意義に活用してもらったほうがずっといいだろう。

こうして、今まで邪険にしてしまっていた振袖は幸せな旅立ちをしたのである。

今年の春、違う展示会で、また綺麗に着付けてもらっていた。よかった、よかった。







posted by ふつみ at 08:21| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。